組込・OEM用自動切換マイクロ流体ロータリーバルブ RVM


ラボオートメーション・AI連携を見据えたマイクロ流体バルブ

RVMバルブの製品概要|ラボ自動化・AI連携対応 多方切換マイクロ流体ロータリーバルブ

RVMバルブは、スイスのAdvanced Microfluidics社が設計・開発した、化学・ライフサイエンス分野向けの組込・OEM用多方切換マイクロ流体ロータリーバルブです。位置センサー内蔵の回転切換機構により、多系統の流体を高い再現性で切り換え、切換操作の制御や記録を容易にするとともに、配管やシステム構成の複雑さを削減します。USB(仮想シリアル)・Python制御対応。5V・USB給電の省電力モデルは、ポータブル用途にも適しています。

接液部にはフッ素樹脂(PTFE系)製のゼロデッドボリューム構造バルブヘッドを採用し、高耐食性とコンタミネーション/キャリーオーバー防止を実現します。非金属接液構造により金属イオン溶出を防止し、表面吸着を低減します。

※本製品は理化学・バイオ分野向けの液体用バルブです。食品・飲料水の製造工程や、粉体・粒状体の制御用途には使用できません。

RVMバルブヘッドタイプ

タイプ1流路多方切換
(ロータリー)
多方切換
(スイッチング)
2方
(開閉)
機能1流路を選択流路接続の切換流路の開閉
流路構造
ポート数6、8、10、124、62
流路径0.5、1.0mm0.5mm0.5、0.75mm
耐圧700kPa700kPa700kPa

ロータリー方式の利点|ソレノイド多連・複雑配管の代替

多系統の切換をソレノイドバルブなどで構成すると、配管点数・バルブ点数・配線点数が増え、漏れや詰まり、制御の複雑化といったリスクが高まります。RVMバルブは多ポート切換を1台に集約することで、装置構成の簡素化とデッドスペース削減を同時に実現します。

回転式切換機構を採用しているため、急激な開閉動作による圧力スパイクや逆流が発生しにくく、微量(nL〜µLオーダー)流体の切換や再現性が重視されるフロー合成・分析・バイオ用途に適しています。

RVMバルブの主な特徴

特徴1|USB(仮想シリアル)・Python制御による装置組込と自動化・AI連携対応

USB接続による仮想シリアル通信とPython対応ドライバーにより、ラボオートメーションや自動化システムへの統合が容易です。切換などの動作ログから混合比や量を算出し、測定結果と紐付けてAI解析に活用できるため、合成・スクリーニング装置全体のデータ連携駆動開発に適しています。

特徴2|最大24系統の多ポート切換で配管・制御をシンプル化

標準で12系統まで、構成により最大24系統の流路切換を1台で実現でき、多数のバルブや複雑な配管、煩雑な制御を不要とし、装置設計を大幅に簡素化します。

特徴3|高精度回転位置決め機構による安定した流体切換

位置センサー内蔵の回転位置決め機構により、各ポートへの切換を安定かつ正確に行うことができ、流体を乱さない切換制御を実現します。

特徴4|フッ素樹脂(PTFE系)・非金属接液による高耐薬品性

接液部にはフッ素樹脂(PTFE系)を標準採用しており、高耐食性により、酸・アルカリ・有機溶媒など幅広い薬液に対応可能です。非金属接液構造により金属イオンの溶出を防止し、実験データのばらつき要因となる表面吸着を低減します。分析およびフロー合成用途に最適です。

特徴5|ゼロデッドボリューム構造によるコンタミネーション/キャリーオーバー防止

RVMバルブは、洗浄・置換が困難な滞留部を持たないゼロデッドボリューム構造を採用しています。流路切換直後にごく微量の残留が生じる場合でも、追加のフラッシングにより完全に置換され、前後サンプルの混入やコンタミネーション(分析分野でいうキャリーオーバー)を防止します。

RVMバルブが向いているケース

  • ラボオートメーション、フロー・マイクロ合成、分析装置などの装置設計や評価を行っているケース
  • Pythonやシリアル通信を用いて、装置制御や自動化を行うケース
  • 装置制御・自動化の仕組みに、データ解析や判断ロジックとしてAI連携を検討しているケース
  • ソレノイド多連や複雑な配管構成を整理し、装置構成を簡素化したいケース
  • 研究用途から将来の装置化やOEM展開を見据えて検討しているケース

※RVMバルブは、技術者の方が自走で活用できることを基本としつつ、既存装置との連携を含む流体制御や実験の自動化を目的とした評価装置・試作機について、有償にて開発パートナーとして課題解決に伴走することも可能です。

RVMバルブの主な研究開発・装置設計用途

RVMバルブ 研究開発・装置設計用 OEM 切換弁

  • ラボオートメーション/流体制御ロボット
  • 自動フロー合成・マイクロ化学合成
  • 自動サンプル調製・注入(分析装置や前処理工程など)
  • マルチプレックス計測・分析実験
  • サンプル捕集・フラクションコレクター
  • ポータブル機器・可搬装置

RVMバルブのアプリケーション例

マイクロ流体フローサイトメーター(水質検査装置)

1流路6方切換弁 マイクロ流体 フローサイトメーター OEM バルブ組込例

RVMバルブヘッド仕様

仕様表を表示する
バルブヘッドタイプ流路径接液材質残留容量内部容積
接続
1流路6方切換
(ロータリー)
0.5mmPCTFE、PTFE1.5μL2.5μL1/4-28
1流路8方切換
(ロータリー)
0.5mmPCTFE、PTFE1.5μL2.5μL1/4-28
1流路8方切換
(ロータリー)
1mmPCTFE、PTFE6.7μL13.8μL1/4-28
1流路10方切換
(ロータリー)
0.5mmPCTFE、PTFE1.7μL3.5 μL1/4-28
1流路10方切換
(ロータリー)
1mmPCTFE、PTFE6.7μL13.8μL1/4-28
1流路12方切換
(ロータリー)
0.5mmPCTFE、PTFE1.7μL3.4 μL1/4-28
1流路12方切換
(ロータリー)
0.8mmPCTFE、UHMW-PE4.3µL8.8µL1/4-28
4方切換
(多方切替)
0.5mmPCTFE、PTFE0.8μL2.8μL1/4-28
6方切換
(多方切替)
0.5mmPCTFE、PTFE0.6μL2.5μL1/4-28
2方0.5mmPCTFE、PTFE3.0μL1/4-28
2方0.75mmPCTFE、PTFE6.6μL1/4-28

RVMバルブ駆動部本体の種類および仕様

RVMバルブ用駆動部本体は、用途やシステム要件に応じて2種類のモデルから選択可能です。各タイプは24ポートバルブを除くすべてのRVMバルブヘッドに対応しており、24ポートバルブに対応するのはRVMFSのみです。

RVMLP(RVM200):省電力モデル

RVMLPは、消費電力の低減を目的としてシンプルな構造で設計された、省電力タイプのRVMバルブ駆動部本体です。USB給電に対応しており、装置の電源ユニットの小型化と発熱低減に貢献し、ポータブル装置や省スペース機器への組み込みに適しています。

  • 省電力設計により、装置の長時間運転時でも安定した多系統バルブ切換が可能
  • 小型電源での駆動が可能なため、省エネルギー設計やバッテリー駆動機器に適合
  • ラボオートメーション装置、ポータブル分析機器など、可搬性や低消費電力が求められる用途に最適

RVMFS(RVM201):高速モデル

RVMFSは、高速応答性および切換再現性を重視して設計されたRVMバルブ用駆動部本体です。制御設計を最適化することで、バルブの切換タイミングを高精度に制御でき、短い切換周期や連続動作が求められるアプリケーションに対応します。

  • 高速なバルブ切換により、流体の切換タイミングを高精度に制御可能
  • 動的な流量制御やハイスループット試験に適した駆動性能
  • フロー・マイクロ合成、リアルタイム分析、迅速な試薬切換用途に最適

RVMバルブ駆動部本体の仕様

モーターステッパーモーター(エンコーダー付き)
使用温度15~40℃
湿度20~80%、結露不可
180°回転速度RVMLP:1.5s
RVMFS:400ms
電源RVMLP:5~10 VDC、0.5A(最大)
RVMFS:18~24 VDC、2A(最大)
通信接続RVMLP:USB ミニB・シリアル通信、PicoBlade(8極)・I2C
RVMFS:USB ミニB・シリアル通信、D-Sub 9 (DB9)・RS232、PicoBlade(4極)・I2C
制御例Python
Raspberry Pi
C#
Labview
Matlab
※プログラミングサポートは商品価格に含まれておりません。
python ライブラリ AMFTools 0.1.10:pip install AMFTools (※)

※ライブラリは参考実装として提供されるものであり、すべての環境での動作を保証するものではありません。

RVMバルブ用マイクロ流体継手

MFDFT-SU16PK10(PDF)

RVMバルブの価格情報

※2026年1月1日現在の参考情報です。内容は予告なく変更される場合があります。
商流、時期、在庫状況などにより変動するため、都度お見積をご依頼ください。
別途送料(税抜)1,600円/箱(北海道、沖縄は別料金)を頂いております。

商品コードバルブヘッド流路径接液材質1個ロット
標準単価(税抜)
WEB単価(税抜)
10個ロット
標準単価(税抜)
WEB単価(税抜)
RVM200D16050CPA1流路6方切換
(ロータリー)
0.5mmPCTFE、PTFE¥349,000
¥314,100
¥296,000
¥266,400
RVM200D18050CPA1流路8方切換
(ロータリー)
0.5mmPCTFE、PTFE¥351,000
¥315,900
¥297,000
¥267,300
RVM200D18100CPA1流路8方切換
(ロータリー)
1mmPCTFE、PTFE¥401,000
¥360,900
¥343,000
¥308,700
RVM200D11005CPA1流路10方切換
(ロータリー)
0.5mmPCTFE、PTFE¥394,000
¥354,600
¥336,000
¥302,400
RVM200D11010CPA1流路10方切換
(ロータリー)
1mmPCTFE、PTFE¥394,000
¥354,600
¥336,000
¥302,400
RVM200D11205CPA1流路12方切換
(ロータリー)
0.5mmPCTFE、PTFE¥397,000
¥357,300
¥340,000
¥306,000
RVM200D11208CUA1流路12方切換
(ロータリー)
0.8mmPCTFE、UHMW-PE¥416,000
¥374,400
¥357,000
¥321,300
RVM200S14050CPA4方切換
(多方切替)
0.5mmPCTFE、PTFE¥318,000
¥286,200
¥268,000
¥241,200
RVM200S16050CPA6方切換
(多方切替)
0.5mmPCTFE、PTFE¥320,000
¥288,000
¥270,000
¥243,000
RVM200O12050CPA2方0.5mmPCTFE、PTFE¥316,000
¥284,400
¥266,000
¥239,400
RVM200O12075CPA2方0.75mmPCTFE、PTFE¥316,000
¥284,400
¥266,000
¥239,400

導入検討・技術相談について

想定流体、流路構成、ポート数、制御環境をご共有いただければ、製品選定についてご案内いたします。

流体系の構成や設計の検討が難しい場合は、有償にて設計検討および検証の支援を行います。

※初期的なご案内は、用途・条件および選定可否の判断までを対象としており、設計検討や検証作業は含みません。

※サンプルのご提供は行っておりませんので、予めご了承ください。

お問い合わせ
お問い合わせ

NTサイエンスへのお問い合わせ内容には、通常2営業日以内にご返信致します。

※装置や特注品の御見積は、通常よりもお時間を要する場合がありますので、予めご了承ください。

 

旧来の050IP電話番号廃止のお知らせ:

事業者のサービス終了に伴い、050-5539で始まる番号は2025年3月31日をもって廃止となりました。
製品お問い合わせや見積依頼は下記お問い合わせフォーム、メール又はFAXにてお願い致します。

 

ご回答以外の不要な営業アプローチをすることはありませんのでお気軽にお問い合わせください。

 

◆お問い合わせフォーム

※営業・セールス、スパム、迷惑行為は禁止です。

 

    お問い合わせ内容(必須)
    製品情報製品見積サポートその他

     

    その他連絡先  

    ◆メール

     

    ※営業・セールス、スパム、迷惑行為は禁止です。
    ※nt-science.com からのメールをブロック解除し、迷惑メールフォルダをご確認ください。

     

    FAX

    ※当日受注分:平日17:30まで(土日祝日、休業期間を除く)