ハイスループットスクリーニング(HTS)

ドロップレットによるハイスループットスクリーニング

ドロップレットマイクロ流体技術を用いたハイスループットスクリーニングは、微小な液滴(ドロップレット)を個別の反応容器として用い、多数の試料を並列に評価できる手法です。少量試薬で高速に実験を進められるため、探索効率の向上が求められる研究分野で広く利用されています。

ドロップレットを用いたハイスループットスクリーニングの概念図

主な特長

  • 高スループット処理:毎秒数千個規模のドロップレット生成・処理が可能で、大規模スクリーニングに最適
  • 少量試薬でのアッセイ:ナノ〜フェムトリットルスケールの反応により、試薬・サンプル消費量を大幅に削減
  • 高い再現性:各ドロップレットが独立した反応場として機能し、均一な条件制御が可能
  • クロスコンタミネーション抑制:界面活性剤等によりドロップレット間の混合を防止
  • 迅速な解析:大量データを短時間で取得でき、実験結果の評価を効率化

主な応用分野

  • 創薬・化合物探索:化合物ライブラリのスクリーニング
  • ゲノミクス・プロテオミクス:遺伝子・タンパク質解析の高効率化
  • 合成生物学・酵素工学:酵素活性や微生物特性の評価

関連装置例

マイクロドロップレットジェネレーター MDGMD は、ドロップレット生成条件の検討やスクリーニング系構築に対応可能な装置です。研究用途から評価・検証用途まで、目的に応じた実験系構築を支援します。

マイクロドロップレットジェネレーター MDGMD

参考文献

  • Das S, Unni HN. Microfluid Nanofluid. 2025.
  • Jaafari N et al. PLoS One. 2025.
  • Li Q et al. Biotechnol Biofuels Bioprod. 2023.
  • Payne EM et al. Lab Chip. 2020.
  • Yan W et al. Biosens Bioelectron. 2024.
  • Zhu J et al. Nat Commun. 2025.