ドロップレットジェネレーター(droplet generator)の概要
ドロップレットジェネレーター(droplet generator)は、マイクロ流体デバイスの一種で、微小な液滴(ドロップレット)を安定かつ高い再現性で生成する装置です。生成されるドロップレットは個別の反応単位として機能し、バイオテクノロジー、創薬・薬物送達(DDS)、化学合成、環境モニタリングなど、幅広い研究・開発分野で活用されています。
圧力駆動型マイクロ流体ドロップレットジェネレーター
多くの研究例において、圧力駆動型マイクロ流体デバイスによる流体制御が用いられており、流量の安定性と高い制御性により、ドロップレットサイズを高精度に制御した実験が行われています。特にフローフォーカシング(flow focusing)マイクロ流路構成では、ハイスループットかつ高再現性のマイクロドロップレット生成が可能です。
用途に応じたドロップレットジェネレーター
研究目的や応用分野に応じて、用途特化型のドロップレットジェネレーターをご用意しています。ドロップレットや微粒子の生成自体を重視する用途にはマイクロドロップレットジェネレーター(Microfluidic Droplet Generator)MDGMDが、一方で、細胞や微生物を1細胞=1ドロップレットで取り扱う用途にはシングルセルドロップレットジェネレーター(Single Cell Droplet Generator)DMSCSが適しています。
マイクロドロップレットジェネレーター(Microfluidic Droplet Generator)MDGMD
MDGMDは、圧力駆動型の無脈動マイクロ流体ポンプシステムと精密マイクロ流路チップを標準構成としたマイクロドロップレット生成システムです。高品質かつ高再現性のドロップレットや微粒子をハイスループットで安定生成でき、エマルション生成、マイクロ粒子・マイクロカプセル作製、材料評価などに利用されています。
▶ マイクロドロップレットジェネレーター MDGMD の詳細
シングルセルドロップレットジェネレーター(Single Cell Droplet Generator)DMSCS
DMSCSは、主に細胞や微生物のシングルセル封入を目的としたドロップレットジェネレーターです。サンプル濃度、流量制御、流路構成を用途に応じて最適化することで、統計的に再現性の高い単一細胞封入を可能にします。
▶ シングルセルドロップレットジェネレーター DMSCSの詳細
参考文献
- Chen X, Glawdel T, Cui N, Ren CL. Microfluid Nanofluid. 2015;18:1341–1353.
- Chou W-L et al. Micromachines. 2015;6(9):1249–1271.
- Lashkaripour A et al. Lab Chip. 2019;19(6):1041–1053.
- McIntyre D et al. Lab Chip. 2023;23(23):4997–5008.
- Ren C, Lee A. Droplet Microfluidics. Royal Society of Chemistry; 2020.

